英文法・きほんの「き」

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第20回 動詞の形⑥ ~「過去形」は〈過去〉だけじゃない~

こんにちは!Jeyです!

今回は「動詞の形」に舞い戻り「過去形」について勉強しましょう!

 

なぜここまで「過去形」の解説をしなかったかというと、実は「過去形」は奥が深いからです…

 

「過去形」の意味は?と聞かれると、その名前から、〈過去〉だと答える方が多いのではないでしょうか?

 

〈過去〉という答えは、間違いではありませんが、不十分ですねん ´・∀・)

 

今日は「過去形」の意味についてお話します。

 

「過去形」の意味は3つ!

 

 1.〈過去〉(現在との“壁”)

 2.〈丁寧〉(相手との“壁”)

 3.〈仮定〉(現実との“壁”)

 

です!「過去形」=〈過去〉と決めつけるのはやめましょう 人´∀`)

 

もちろん、圧倒的に多いのは〈過去〉の意味を持った「過去形」です。しかし、〈丁寧〉や〈仮定〉という意味もあるので、しっかりと押さえておきましょう!

 

1.〈過去〉の意味は、みなさんよくご存じだと思いますので飛ばします。

 

2.〈丁寧〉について。この意味のときは、出てくる形が決まってます。

 

 Would you ~ ?

 Could you ~ ?

 ~してくださいませんか?

 

です。Will you ~ ? や Can you ~ ? という表現もありますが、初対面に人には使わない方がよいでしょう。〈丁寧〉に尋ねたいときは、Will/Canを「過去形」にして、Would/CouldにすればOK。

 

次に、3.〈仮定〉についてです。〈仮定〉というのは「仮定法」のことです!しかし、多くの人は、「仮定法」って何?と聞かれたら、「Ifのやつ…?」と答えるのではないでしょうか?

 

その答えは正解であり、不正解です。

 

というのも、Ifのない「仮定法」も山ほどあるからです!ですので、「仮定法」=“If” と覚えてしまうと、痛い目を見ることになります。

 

例えば、次の文はどう訳すべきでしょうか?

 

A good boy wouldn’t do such a thing.

 

「良い男の子はそのようなことをしなかっただろう」…ではありません!この場合、willが「過去形」の wouldになっていますね。willって〈未来〉の表現ですよね?ってことは〈未来〉の〈過去〉って意味わかりませんよね...(** ) これが〈仮定〉の意味の「過去形」なんです。

 

正しい訳は「良い(男の)子ならそんなことはしない」です。つまり、〈過去〉の意味で訳してはいけないということですね。〈仮定〉の意味で訳してくださいっ!

 

このように、長文でいきなり出てくる ‘would’ には要注意です!けっこう〈仮定〉の意味で使っていることが多いので!

 

Ifがなかったとしても、動詞が「過去形」になっていたら〈仮定〉の可能性がある、ということを覚えておいてくださいね♪

 

 

今日はここまで!ポイントは…

 

*「過去形」の意味は3つ!

  〈過去〉〈丁寧〉〈仮定〉

*‘If’ が無くても〈仮定〉になることがある

 

次回は「接続詞」!この前に少し触れていた〈従位接続詞〉と〈等位接続詞〉についてお話します!

ほなまた!´・∀・)ノ

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