英文法・きほんの「き」

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第19回 関係詞⑤ ~, whoって何ぞ?!~

こんにちは!Jeyです!

今回は「関係詞」の続きです!

 

突然ですが、例文から行きましょう。

 

She has a son who is a doctor.

She has a son, who is a doctor.

 

みなさんはこの2つの文の違いが分かるでしょうか?というか、どこが違うかもよく見ないと分かりませんね ´∀`)笑

 

「関係詞」whoの前に「,」コンマがあるか無いかですね!このコンマがあるかないかで意味が変わってきます。

 

しかし、説明すると長くなりますので、ずばり訳から示しておきましょう。

 

She has a son who is a doctor.

彼女には医者である息子がいる。

 

念のため復習しておきます。who という「関係詞」っぽいのを見つけたら、右を見て左を見る!でしたね。(whoは「誰」の可能性もあるため、「関係詞」と決めつけてはいけません)

 

右を見ると、

 

who is a doctor.

 

isという「動詞」の前に〈主語〉が欠けていますね。そして左隣を見ると、

 

a son who is a doctor.

 

whoの左隣にa sonがいますね。ですので、「医者」なのは「息子」です。こうして、「彼女は医者の息子を持っている」という訳になります。

 

次に2つ目の文の訳。

 

She has a son, who is a doctor.

彼女には息子がいる。彼は医者である。

 

この訳からニュアンスの違いが分かりますでしょうか?2つの英文の訳を並べてみましょう。

 

 

彼女には医者である息子がいる。

彼女には息子がいる。彼は医者である

 

 

結論から言うと、「医者である」がどのように使われているかがポイントです。

 

1つ目の文は「医者である」「息子」というように、息子という「名詞」を説明しています。こういうのを「形容詞」というんでしたね!(→第4回)そして、「関係詞」とは「形容詞」だということもすでに勉強しました(→第16回)。

 

こういう「関係詞」の使い方を〈制限用法〉と呼びます。(単に「形容詞」ですので、この言葉は覚える必要ありません)

 

で、次に2つ目の文はどうでしょうか?

 

彼女には息子がいる。彼は医者だ。

 

ひとまず「息子がいる」と言ったあとに「彼は医者だ」と付け加えていますね。このように、「関係詞」は追加情報を後から付け足すときにも使えます。

 

こういう「関係詞」の使い方を〈非制限用法〉あるいは〈叙述用法〉と呼びます。(言葉は覚えなくて大丈夫)

 

訳し方の違いさえ分かっていただければそれでいいのですが、もっと詳しいことを話しておきましょう。「形容詞」の本質にかかわる話です。

 

1つ目の文は、彼女には息子が他にもいるということを思わせる文です。

 

なぜか。例えば、「赤い花」と言ったとき、「赤い」は「花」を説明していますね。ですから「赤い」は「形容詞」です。ここでよく考えてほしいのですが、「赤い」とわざわざ言うということは、「白い」花や「青い」花もあるということですね。

 

つまり、「形容詞」をつけるということは、他にもあるということを意味するんです。

 

今回の例文だと、「医者である」息子と言ったということは、「会社員である」息子や「ニートである」息子などもいる、ということを意味するわけです。

 

このように、「形容詞」は他の存在を思わせるということを知っておいてください。(知らなくても大丈夫ですが…笑)

 

それに対して2つ目の文は、医者である息子の話しかしていません。なので、息子が1人なのか複数人なのかは不明です。

 

 

今日はここまで!ポイントは…

 

*, who/ , which は一度、文を切って訳す

*「形容詞」は他の存在を思わせる

 

次回は久々に「動詞の形」に戻って〈過去形〉について語ります!ほなまた!´・∀・)ノ

 

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