英文法・きほんの「き」

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第16回 関係詞② ~正体は「形容詞」?!~

こんにちは!Jeyです!

今回は「関係詞」の続きです!

 

前回は「関係詞」の例文を1つだけ紹介しましたね。ですので、それから復習しましょう。

 

 I read a book which he wrote.

 

この英文には、I readというSVとhe wroteというSVがあります。そう。つまり、1つの英文に2セットのSVがあるんですね。

 

1つの英文にSVは1セットというルールが破られている…!ということですが、「関係詞」whichがあるからセフセフでしたね 人´∀`)!

 

では、この「関係詞」はどんな働きをしているのか。それを考えてみましょう。

 

 I read a book which he wrote.

 

この例文は、左から見ていくと、I read a bookで話が終わっています。つまり、「私は本を読んだ」でSVOですね。

 

じゃあ、he wroteとは何なのか?「彼は」「書いた」ですね!しかしですね、「彼は」「書いた」と言われたら「気になるぅ~!!」ってなりませんかね?

 

そうです。「何を?」「何を書いたの?」ってことが気になりますね。その答えは「動詞」に右隣に書いてあります。「目的語」ですね♪

 

では、みなさんに質問。「彼は」何を「書いた」のでしょうか?

 

 I read a book which he wrote.

 

wroteの右隣に何もない…だと…(** )??ってなりますが、きっとみなさんは感覚で分かるはずです。

 

 

そうです。たぶん「本book」ですね!彼は「本」を書いたんです。なぜ「本」と分かったのか?それは、「関係詞」whichの左隣に「本book」があったからだと思います。

 

このように、「関係詞」の左隣にある語のことを〈先行詞〉といいます。今回は ’a book’ です。

 

 I read a book.

 私は本を読んだ。

 

 He wrote a book.

 彼は本を書いた。

 

この2つの文をくっつけると、

 

× I read a book he wrote a book.

 

となりますが、当然このような英文はありません。

SVを立て続けに並べることはできませんからね!

しかも、a book がかぶってますし!

 

こうして、これらの2つの文を1文にまとめるために編み出されたのが「関係詞」です。

 

×  I read a book he wrote a book.

〇 I read a book which he wrote.

 

見比べると分かりやすいと思いますが、下の正しい例文では、文の最後のa book がなくなっていますね。その代わりに、a book の右隣にwhichが入りました。

 

〇 I read a book which he wrote.

 

この英文の意味は「私は本を読んだ」「その本は彼が書いた」ということです。しかし、この2つの文を1文で表したいので、「私は彼が書いた本を読んだ」となります。

 

このように、「彼が書いた」「本」というように訳しましたね。つまり、「彼が書いた」というのは「本」を説明していますね!

 

ということは…「本」は「名詞」だから…。

 

 

そうです。「彼が書いた」は「名詞」を説明していますから「形容詞」の役割をしています(→第4回)。

 

 I read a book which he wrote.

 

まとめますと、which he wrote は、a bookを右側から説明しています。(これを「後置修飾」といいます。覚えなくていいんですけどね。)

 

 

今日はここまで!今回のポイントは…

 

*「関係詞+SV」は「形容詞」

*〈先行詞〉(「名詞」)を右側から説明する

 

次回も「関係詞」!ほなまた!´・∀・)ノ

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